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転職を迷う・・。30歳を目前に控えたある男性の苦悩の転職物語

お久しぶりです、先輩。実は最近、転職するかどうか迷っていまして、一度、相談に乗ってもらえませんか?

これは筆者が以前に勤務していた“ホワイト企業”を辞めて2~3年ほど経過した頃、そのときの後輩から持ち掛けられた一言でした。

「仕事にやりがいがあって楽しいし、居心地もよくて、今の会社は”ホワイトすぎて”最高です。なんて言ってたじゃない?どうしたの?」

「実は・・」

今回は、ホワイト企業に勤めるひとりの男性が、30歳という節目を目前にして抱える苦悩と転職について語ってみたいと思います。

否応なしにレールの先に見える「上司」の姿

筆者が中途で入社し、数年の勤務を経て退社した会社に新卒で入社してきた彼(K君)。

東京の有名私立大学を卒業し、並みいるライバルをおさえて入社してきたK君は、類まれな向上心と仕事へのほとばしる情熱、タフな体力などを武器に、入社早々から営業として着実に実力を重ねていきます。

入社一年目こそ、業務知識の無さや経験不足などから第一線で活躍というわけにはいきませんでしたが、2年目以降、メキメキと頭角を表し、同期はおろか年上の先輩たちを差し置いて重要な案件を任せられるまでに、成長していきました。

彼の成長ぶりや若さに、眩いばかりの期待を感じていたものの、筆者はかねてからの目標であった独立をすることになり、その会社を後にすることになったため、K君がその後どうなっていったのかということはリアルタイムで見ることはできませんでした。(当時の様子から、順調なものだとばかり思っていました。)

しかし、冒頭で転職の相談を持ち掛けられた筆者が、都内の深夜の居酒屋で聞いたK君の言葉には驚きを隠せませんでした。

K君「ここまで無我夢中で頑張ってきましたが、最近、30歳を前にして自分の将来の姿を考えたとき、この会社の上司の顔ぶれを見ると、かなり違和感を感じるのです・・」

筆者「う~ん、確かにあの会社の上司は良くも悪くも、サラリーマン(ウーマン)としてのスキルに長けた人ばかりだもんね・・。でも型にはめずに、K君が考える上司を目指せばいいんじゃないの?」

K君「それもそうなんですが・・体育会系の自分だけが孤立しそうで・・・

確かに、K君が言う通り、その会社の経営陣や上司の顔ぶれは、大企業らしく組織での処世術に長けた人が多く、よく言えばスマート、すこし穿った見方をすれば、失点をすることを極端に避けるディフェンス重視の人物たちばかりだったのです。

そうした上司たちが自分たちの特徴をよく分かっていたからこそ、“攻撃力を補う”かのように、K君のような体育会系の若手を敢えて取り入れることにしたというのは、決して想像に難くありません。

ただ、それと同時にK君が自分の将来の姿を想像したときに、どこかで違和感を感じるかも・・・というのは、筆者も同じ体育会系のビジネスマンとしてうっすらと感じていました。

会社の方針に振り回され・・業務にも制限が・・

もう少し、話をじっくりと聞きたいと思った筆者は、筆者が退職した後、K君がどんな形で仕事を頑張ってきたのかということを聞いてみることにしました。

その話を簡単にまとめると、以下のような感じに。

 職種
1会社の意向に沿い、"取れる"仕事はどんどん獲得した
2一方で受注する内容により、上司や会社の方針が右往左往するケースも増える
3混乱しながらも仕事はどんどん獲得した
4思い入れのあるお客様や担当していた大事なクライアントへリソースがさけなくなることが増える
5会社の方針から自分の得意領域の案件が徐々に減る・・
6残業規制やリソース管理という名目で仕事に制限が入る・・

筆者「会社の業績が伸びたのはいいけど、K君にとっては、かなりやりにくい状況になってきてるんだね・・」

K君「筆者さんが退職されてから、会社の方針がかなり振れ幅が大きくなって、それに振り回されてきた感は否めません・・・サラリーマンである以上、ある程度は覚悟していますが・・」

筆者「それでもポジティブに結果出してきたわけでしょ?」

K君「はい。そうなんですが、自分としては残業規制やリソース管理がかなり厳しくなってしまったことや得意分野で動けないということもあり、正直、仕事へのモチベーションがかなり下がってきてしまっていまして・・

筆者「得意分野で動けないのは同情するけど、勤務時間が少なくなるのはいいことなんじゃないの?(笑)」

K君「普通はそうですよね・・(笑)でも、僕の場合は、とことん仕事に打ち込みたいん派なんですよね・・

筆者「その気持ちは同じ体育会系としては分からなくもないけど・・・」

目指すキャリア=給料の高さではないつもりだったけど・・

自分の歩む先に見える上司の姿、そして、度重なる会社の方針の転換などにもめげずに頑張ってきたK君でしたが、転職を意識しはじめると、自ずとネットで転職サイトや転職の経験談などを探し求めるようになっていったとのこと。

筆者自身、何度も転職を経験していますが、一度、心の中に沸き起こった「転職」という言葉は、なかなか簡単には消すことができません。

特に最初の頃は、一時の気の迷い?といった程度の感触ですが、年月を重ねれば重ねるほど、何か会社であったりするたびに、転職の2文字が首をもたげてきます。

そして、転職という言葉が彼の心をすっかり飲み込んでしまってからは、これまであまり関心がなかった「給料」についてまで意識を向かわせ始めます。

K君「先輩は知っているかと思いますが、うちの会社ってホワイトですけど、給料がかなり低いじゃないですか?(笑)

筆者「それについては異論はないね(笑)」

K君「僕は仕事内容が最重要ポイントで、給料とかはほとんど気にしてなかったのですが、転職した人や結婚した人の話を聞くと、給料ってやっぱり改めて重要なポイントだって思えてきたんです・・」

筆者「K君も好きなスポーツ業界って活躍した選手は、パフォーマンスの内容が最優先だけど、高い年俸も一つの目標でもあったりするよね?本当に優れたアスリートだったら、高給もらっても当然だよね?」

K君「そうですね」

筆者「個人的には、サラリーマンも何らかのプロである以上は、仕事内容に対して誇りを持つと同時に、給料に対しても、もっとコミットしてもいいかなぁって思ってる。だから、転職活動するときでも、少なくとも”給料は安くてもいいです”なんていう姿勢や発言はしない方がいいと思うよ。」

K君「身分不相応に貰うのは怖いですが、自分価値は適正に伝えた方がいいということですね。」

友人のキャリアアップを聞くたび焦燥感が募り・・

転職を意識するようになって「給料」にも関心が向いてきたK君、実は彼の心にはもう一つ焦燥感を募らせる要素があったのです。

それが、K君の友人のキャリアアップや給料アップの話題です。

K君は、有名私立大学の出身ということもあり、大学の同期には優秀な人が多く、中には30歳を目前にして、ベンチャー企業の執行役員になった人や転職して大幅に給料を上げた人などがチラホラと出てきていたのです。

外資系の会社とは異なり、日本の企業では新卒の給料はどんなに能力があっても低く抑えられていることが多いので”見えづらい”ですが、30歳前後になると、その人の置かれた境遇や業界、頑張りや運次第で、目に見えて”差”が出てきたりします。

実際に、筆者は能力や資質にほとんど差がないのに業界が違うだけで、こんなにも給料の差があるのか・・ということは何度も目の当たりにしてきました。(例えば、30歳正社員で年収300万円VS600万円といった具合です・・)

また、ベンチャー企業などでは入社した会社が運よく業績がトントン拍子で上がり、その恩恵を受ける形で、その会社の重要な経営幹部になったりする人も出てきたりします。

そうした話題を耳にしたK君が心中、穏やかでいることは、決して簡単なことではありませんでした。

筆者「他人と比較してどうにかなるわけじゃないけど・・正直なところ、K君なら、キャリアにしても給料にしても、もっと”上”を目指せるだろうね」

K君「そう言っても貰えるのはうれしいのですが、現実はこれまで話してきた通りで・・なんか焦燥感と不完全燃焼で・・相変わらず社内の人間関係はいいですし、福利厚生も手厚く、いい会社なのは間違いないのですが・・

筆者「K君の苦悩も深いね・・最終的に決断するのはK君だけど、年齢的には転職する絶好のチャンスというのも忘れない方がいいよ。」

K君「そうですよね・・うちの会社でも30歳オーバーの人の中途入社は急に厳しくなりますからね・・

筆者「あれだけいい会社だから、残るのも全然ありだと思うけど、最後に一つだけ。もし転職すると決めたら、どんなことがあっても振り返らないっていう覚悟はした方がいいよ。転職活動って気持ちが揺らぎやすいから・・

K君「そうなんですね・・今日は色々とありがとうございました!」

筆者が時計を見ると、もう終電が迫る頃になっていたため、彼とはここで別れることになりました。

転職の相談を受けてから数ヶ月・・彼はどうなったか?

転職するかどうか悩んでいたK君から、再び連絡があったのは、それから半年以上経った頃でした。

K君「先輩、転職決まりました!

筆者「おぉー良かったねーじゃあ転職祝いも兼ねて、近いうちにご飯でも行こう!」

筆者との相談を受けたK君は、時間をかけて改めて自分がこの先、どんな仕事をしたいのか、今の会社でそれはできそうなのか、など様々なことを熟慮したそうです。

そして内なる声に従い、自分が好きな業界に関わって仕事をしていきたい、そして、もっと自分が新入社員のときにそうだったように、一所懸命に仕事に取り組めることを楽しみたいという考えに至ったのとのこと。

そこからはもう前に進むことしか考えず、複数の転職エージェントに打診を行い、自分のことをしっかりとアピールし、見事、意中の企業からかなりの好条件で内定を貰うことに成功したK君。

K君「そういえば年収も予想以上に上がりました(笑)」

筆者「素晴らしいね!じゃあ、今度は奢ってもらおうかな(笑)」

まとめ

「転職を迷う・・。30歳を目前に控えたある男性の苦悩の転職物語」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職、特にはじめての転職ともなると迷うのは当然かと思います。

じっくりと考え、その結果、そのまま現在の会社に残るというのも意味のあることだと思いますし、転職して新たな一歩を踏み出すのも非常に価値ある行動だと思います。

自分自身のキャリアのことを真剣に見つめ直す、そしてそれをベースに行動することこそが最も重要なことなのですから。

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