転職において重要なことの一つに、採用活動を行っている魅力的な企業の情報をいち早くキャッチするということが挙げられますが、中でも一般の公開求人情報ではなく、非公開求人に強みを持っているのが転職エージェントです。
さらに、最近では総合型の大手転職エージェントに加えて、技術職に強い転職エージェントや、女性向けの転職エージェント、専門職に強い転職エージェントなど業界や転職者の属性に特化したエージェントも出てきており、転職活動では欠かせない選択肢の一つになりつつあります。
そこで、今回は編集部が転職エージェントを利用する前に知っておきたいポイントを網羅的に取り上げ、転職エージェントを利用するメリット、選び方、注意点などを実際の転職経験者の声を交えながら、できるだけ具体的に説明していきたいと思います。
では、早速、見ていきましょう。
本記事の見出しは下記の通りです。
目次 | 所要時間目安 |
---|---|
転職エージェントという仕組みとビジネスモデル | 約1分 |
転職エージェントを利用するメリット | 約8分 |
転職エージェントを利用するデメリット | 約5分 |
転職エージェントの選び方 | 約5分 |
転職エージェントを効果的に利用する方法と注意点 | 約5分 |
進捗状況の管理用エクセルテンプレート(無料) | 約1分 |
<参考>総合型の転職エージェント一覧 | 約3分 |
転職エージェントという仕組みとビジネスモデル
転職エージェントをはじめて利用する方にとってみると、転職エージェントってそもそも何?という疑問をお持ちかもしれません。
そこで、転職エージェントというビジネスモデルについて、簡単に説明したいと思います。
転職エージェントの仕組みはシンプルなビジネスモデルで、採用をしたいという企業と転職希望者の間に入って、仲介業務を行い、転職が決まると、採用された人の年収の30%前後の成功報酬を採用企業側から受け取るという仕組みになっています。
一部、転職希望者が登録をするのに有料の転職エージェントの会社もありますが、一般的な転職エージェントは、面談、登録、応募、採用に至るまで無料でサービスを受けることができます。
転職エージェントを利用するメリット
では、成功報酬型の仲介業務を行う転職エージェントを利用すると、どんなメリットがあるのでしょうか?
どんなメリットがあるのかを編集部で表にまとめましたので、下記をご覧ください。
転職エージェントを利用するメリット | |
---|---|
1 | 面談後、自分に適性がありそうな会社を紹介してくれる |
2 | メールや資料の送付など面倒な応募手続きを代行してくれる |
3 | 応募条件を満たしていないときでも企業側に打診してくれる |
4 | 職務経歴書や履歴書の書き方のアドバイスをしてくれる |
5 | 退職や内定後もフォローしてくれる |
6 | 給料や年収の交渉、福利厚生の確認などを代理で行ってくれる |
7 | 転職活動のスケジュールを調整してくれる |
8 | 過去の採用実績から面接のコツやアピールポイントを熟知していることがある |
9 | 非公開求人を大量に抱えている |
10 | 自分で探す手間がかからないため、効率的に転職活動を進めることができる |
11 | すぐに転職できることがある |
12 | 自分の市場価値が分かる |
順番に見ていきたいと思います。
面談後、自分に適性がありそうな会社を紹介してくれる
転職エージェントは毎日、膨大な数の採用を考えている企業と、転職を考えている人をマッチングさせることに奔走して、転職のサポートを行っています。
そして、その豊富な経験をもとに、転職希望者に対して、適正がありそうな企業をどんどん紹介してくれます。
もちろん、紹介してくれる企業の全てが自分に向いている企業であるということはありませんが、その場合は、応募を見合わせれば問題ありません。
また、後述しますが、面談時に、特定の業界には応募意思がないことを伝えれば、紹介してくれる段階でフィルタをかけてくれます。
メールや資料の送付など面倒な応募手続きを代行してくれる
採用を考えている企業へ転職の申し込みをするときは、職務経歴書や履歴書、場合によっては添付資料などを送る必要がありますが、そうした手間のかかる手続きは転職エージェントがほとんど代行してくれます。
また、面談を申し込むときのメールの文面作成、お礼の連絡など転職には手間と時間がかかる手続きがつきものですが、そうした作業も転職エージェントが代行してくれるので、転職活動の負担を軽減することができます。
応募条件を満たしていないときでも企業側に打診してくれる
チャンスはそれほど多くないですが、転職エージェントを利用すると、給料やキャリアが多少、企業側の採用要件に満たない場合でも面談に漕ぎ着けることができたりします。
それは転職エージェントと企業の採用担当者の間で探している人物像の擦り合わせが出来ていたり、人間関係が出来ているからに他なりません。
条件面では応募できない企業にも応募できるチャンスがあるという意味では、転職エージェントの存在感は大きいと言えます。
職務経歴書や履歴書の書き方のアドバイスをしてくれる
転職エージェントは、その豊富なノウハウから、採用担当者が面接したくなる職務経歴書や履歴書の作り方を熟知しています。
転職エージェントを利用するのが初めてという人であれば、特にそのノウハウは重宝するはずです。
筆者も含めて、編集部の転職経験者の間でも、転職エージェントの職務経歴書や履歴書の作り方に関するアドバイスは、とても参考になったという意見が多くあります。
退職や内定後もフォローしてくれる
転職活動においてトラブルの元になったりすることが少なくない退職時の振る舞い方や、また、新しい転職先への内定後のやりとりも転職エージェントがサポートしてくれるので助かります。
ただ、退職に関しては、企業によって状況が異なるケースが多いので、どんな企業であっても、転職エージェントのノウハウが有効とは限りません。あくまで参考意見として聞くという姿勢も大切です。
給料や年収の交渉、福利厚生の確認などを代理で行ってくれる
転職先への給料や年収の交渉、福利厚生の確認、残業の状況、有給休暇の取得状況など、こちらからは直接聞きにくいことを、転職エージェントは代理で企業に聞いてくれます。
もちろん、聞きたいことをすべて教えてくれるわけではありませんが、転職先の雰囲気を掴むためには貴重な手掛かりとなることは、間違いないでしょう。
転職は企業が欲しい人材を選ぶ機会ですが、転職希望者からしてみても、企業を選ぶ立場にあるわけです。
そういった意味では、複数の企業から内定が出た場合などの比較検討の材料としても重要な情報になります。
転職活動のスケジュールを調整してくれる
転職活動では複数の企業に同時進行で応募をすることは珍しくありませんが、在職中の転職活動でスケジュール管理が難しい場合などは、転職エージェントが間に入って、スケジュールの調整を行ってくれます。
スケジュールの調整は、企業側と直接行う場合は、やり方を間違えると採用企業側の心証を悪くしかねませんので、そうした難しいやりとりを転職エージェントが代理で行ってくれるのは、非常に助かります。
過去の採用実績から面接のコツやアピールポイントを熟知していることがある
転職エージェントの中には、特定の企業の採用担当者とかなり長い付き合いがあり、その企業で求められる人物像やどのようなポテンシャルを持ったビジネスパーソンが”採用されやすい”のかということを熟知している人がいます。
そうしたエージェントは、書類審査でのアピールポイントから、面接での回答や逆質問の対策までかなり細かい部分まで教えてくれることもあるので、助かります。
非公開求人を大量に抱えている
転職エージェントの最大の強みに非公開求人の豊富さがあります。
競合企業に知られずに優秀な人を採用したいという意向や、新規事業に関わる人材の採用については、非公開で採用活動を進めたいという方針があったりと、企業側の理由は様々ですが、転職エージェントはそういった企業の”本音”を上手く掴んでいるビジネスモデルになっています。
転職希望者からしてみれば、登録者以外は見ることができない求人情報にアクセスできるというだけでも、転職エージェントを利用しない場合に比べて、有利に転職活動を進めることができます。
自分で探す手間がかからないため、効率的に転職活動を進めることができる
転職エージェントを利用すると、自分に合った企業を紹介してくれるのはもちろんですが、スカウトメールのような形で、企業からのオファーを受けることも可能です。
転職希望者同様、採用企業の方も転職エージェント各社の登録者の中から少しでも優秀な人材を探すことに必死になっています。
非公開求人+スカウトといったこともありますので、転職活動をかなり効率的に進めることができます。
すぐに転職できることがある
転職活動のリスクには様々な要因が考えられますが、その中の一つに長期化があります。
転職活動の長期化がもたらす弊害は数多くありますが、転職エージェントを利用することで、そのリスクを減らして、転職活動の期間を大幅に短縮できる可能性があります。
これまで見てきた通り、転職エージェントが抱えている豊富な求人情報の中から、適性がありそうな企業をどんどん紹介してきてくれるからです。
自分の市場価値が分かる
転職活動を行うまでは、自分が今、労働市場でどれくらいの価値があるの?ということを実感することは、そう多くはありませんが、転職エージェントを利用すると、面談やこれまでの実績、ビジネスキャリアなどから、自分の市場価値をざっくりと掴むことができます。
自分の市場価値を知ることで、どんな会社へ応募すればいいのか、あるいは、どんな風に転職活動を取り組めばいいのかということが明確になりますので、漠然と手探りで転職活動を進めるよりは、スム-ズに転職活動を進めることができます。
転職エージェントを利用するデメリット
では、逆に転職エージェントを利用したときのデメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
編集部にて、下記にまとめましたので、ご覧ください。
転職エージェントを利用するデメリット | |
---|---|
1 | 一回のサービス利用期間に制限があるエージェントも |
2 | ある程度の要望を伝えないと際限なく求人情報を提案してくる |
3 | 公開求人の場合、エージェント経由の応募が不利になるときがある |
4 | エージェント内にいる転職希望者との間でふるいにかけられてしまう可能性がある |
5 | エージェント=”人”が介在するため認識違いなどが発生することがある |
6 | 合う合わないといった相性の違いが出ることも |
順番に見ていきたいと思います。
一回のサービス利用期間に制限があるエージェントも
転職エージェントは、一部のエージェントを除けば、無料で利用することができますが、一回の転職につき6ヶ月間までといった風に、そのサービスの利用期間に限りがある会社が少なくありません。
なぜなら、転職エージェントで働くスタッフも、一人の転職希望者に際限なくリソースを使用することはできないからです。
つまり、一向に転職が決まらない、あるいは転職を本気で決める気がない人に対して、エージェントも時間や手間をかけることができないという仕組みになっています。
一方、転職希望者からしてみると、利用期間に制限があることは、焦りを生んだり、慌てて転職を決めてしまいかねないリスクがあることから、それは転職エージェント特有のデメリットになってくるかと思います。
ある程度の要望を伝えないと際限なく求人情報を提案してくる
転職エージェントに申し込むと、面談を経て、その後、求人案件の紹介という流れになりますが、キャリアに幅がある人や、次の転職先の業種の幅を広げたりすると、エージェントによっては、際限なく求人情報を提案してくることがあります。
多くの求人情報を提案してくれることは有難いことでもあるのですが、とは言え、一人の転職希望者が応募できる企業には限界もあります。
何より、膨大な求人情報を提示されても、それを選別するだけでも大変な作業になります。
折角、転職エージェントを利用するのであれば、自分が希望している職種や今後のキャリアのことをしっかりと伝えて、本当に自分に合った企業を紹介してもらうということが理想的な展開になるかと思います。
公開求人の場合、エージェント経由の応募が不利になるときがある
転職エージェントのビジネスモデルが、転職者が企業に採用されたときに成功報酬を得るというビジネスモデルになっているということは、上記で説明させて頂きました。
ということは、採用をオープンにしている公開求人の場合、転職エージェント経由で応募してきた人と、自社の採用ページから直接応募してきた人では、、採用コストがかなり異なってくるので、企業側には、直接応募してきた求職者を優先したいという意向が働くことがあります。
一般的に転職エージェントは成功報酬を30%前後、求人を出している企業から得るということが多いので、例えば、年収500万円の人をエージェント経由で採用すると、150万円の採用コストがかかるということになってしまいます。
一方で企業の採用ページなどから直接応募してきた人は、採用コストはゼロですので、コストがかなり違うということはお分かり頂けるかと思います。
ただ、採用を考えている企業が、コストだけで採用しているわけではありませんので、同じような条件の人がたまたま応募で重なった場合、エージェント経由での応募が不利になる場合があるといった程度です。
エージェント内にいる転職希望者との間でふるいにかけられてしまう可能性がある
大手の転職エージェントには、かなり豊富なキャリアを重ねてきた人や、大手企業で実績を残してきた人などが登録していることも少なくありません。
そして、転職エージェントは、その中でも、少しでも早く(できれば、高い年収で)転職を決めることができそうな人の転職を後押しするということが、仕組み上どうしても避けられません。
つまり、転職エージェントを利用したときに、たまたまそのときに限って、他の登録者に優秀な人が多いと、その人たちに”いい”案件が紹介されてしまって、自分に回ってこない可能性があるということになります。
ただ、このデメリットについては対策が可能で、それは、複数の転職エージェントのサービスを利用するという方法になります。
エージェント=”人”が介在するため認識違いなどが発生することがある
転職エージェントの魅力の一つと言えば、企業と求職者の間の橋渡しを行って、採用活動をスムーズにしてくれることですが、逆に人が介在するために発生するデメリットも存在します。
それは、応募に際して重視するポイントの認識違いだったり、面接後のやりとりの行き違いだったり、メールの内容の解釈の違いなどです。
人間なのでミスはつきものですが、そういったリスクが潜在的にあるというのは、デメリットの一つです。
合う合わないといった相性の違いが出ることも
複数の転職エージェントと面談をしたり、やりとりを行うと、エージェントごとの考え方や対応方法などの違いを感じることが少なくありません。
そして、その結果、出てくるのが、転職希望者と転職エージェントとの「相性」です。
直接応募などと比較しますと、エージェントが介在する分、どうしてもそういった相性の問題は出てきたりしますので、人によってはデメリットと感じられるかもしれません。
では、続いて、転職エージェントを利用するときのエージェントの選び方について見ていきたいと思います。
転職エージェントの選び方
転職エージェントには、大きく分けて二つのタイプがありまして、総合型の転職エージェントと、特化型の転職エージェントです。
総合型の転職エージェントの特徴
特化型の転職エージェントは、リクルートエージェントやエンエージェント、マイナビエージェントといった大手の転職エージェントの会社のことで、様々な職種や業種の求人案件を幅広く取り扱っている会社になります。
特徴としては、何といっても、そのブランド力を背景に多くの企業から寄せられてくる求人案件の数と質で、日本を代表する大企業から、話題の外資系企業、新進気鋭のベンチャー企業まで、あらゆる企業の求人案件が日々、更新され続けています。
ただ、一方で総合型の転職エージェントは、専門職やスペシャリストの方には、ちょっと物足りないといったことが少なくありません。
実際に、登録してみると、ITやWEB業界のエンジニア、薬剤師や看護師、アパレルといった専門性の高い職種や業種になると、手薄な印象が拭えない会社もあります。
転職エージェントの利用では外せない総合型の転職エージェントですが、職種や業種によっては、それだけでは力不足と感じることがあるかもしれません。
特化型の転職エージェントの特徴
総合型の転職エージェントを補ったり、あるいは、総合型の転職エージェントにはない強みを持っているのが、特化型の転職エージェントです。
女性の転職に強い、営業の転職に強い、エンジニアの転職に強い、メーカーへの転職に強い、マスコミ・メディア・広告系の転職に強いなど、その業者や職種、あるいは転職希望者の属性に特化しているのが特化型の転職エージェントの特徴になります。
特化しているだけに、エージェントもその業界に精通しており、かなりスムーズに転職活動を進めることができるでしょう。
ただ、特化型の転職エージェントは広く知られていない、小さな会社が多く、探すことそのものに大変手間と時間がかかってしまうというデメリットがあります。
また、エージェント会社が特化している業界の採用状況が厳しいときは、求人情報も乏しくなってしまうことがあるという意味では、特化しているが故のリスクも存在します。
転職エージェントの上手な選び方
効率よく、転職活動を進める上で、転職エージェントは貴重な存在ですが、現実的な転職エージェント会社の上手な使い方は、やはり複数のエージェント会社を使いこなすということになります。
それも、総合型と特化型の転職エージェントの両方をうまく使いながら、転職活動を行うことが重要になってきます。
それぞれが持つ強みを上手く引き出すことで、転職活動にかかるリスクや負担をコントロールできれば、きっと転職活動をスムーズに行うことができるでしょう。
転職エージェントを効果的に利用する方法と注意点
ここからは、さらに踏み込んで転職エージェントを効果的に利用するための実践的な方法と注意点について説明していきたいと思います。
転職する意思があることをしっかりと伝える
転職エージェントは無料で利用できるものの、そのリソースには限りがあることを上記で説明しましたが、そうした視点で考えますと、転職希望者がどれくらい転職に対して、前向きなのかということは、今後の案件紹介に関わってくる重要なポイントになります。
なぜなら、転職エージェントにも売上予算があり、また、限られた時間の中で少しでも”確率”の高い人材に、案件を紹介したいという意識が働くのはサラリーパーソンとしては、自然だからです。
転職エージェントには、面談やメールなどを通じて、「いい求人があれば、すぐにでも転職をしたい」という意思をしっかりと伝えておく必要があります。
また、面談後には、転職活動用の管理画面が応募者ごとに用意されますが、その管理画面へのログインや案件上のチェックも定期的に行っておきましょう。
それらのアクションを怠ってしまうと、もう転職が決まってしまったと判断され、案件が紹介されなくなってしまいます。
担当のキャリア・アドバイザーは変更してもOK
転職エージェントの利用にあたって、自分に相性がよくない担当者と遭遇してしまうことは、”数”をこなしていく上では、避けられません。
確率的に考えても仕方がないので、”合わない”と思ったときは、すぐに担当者を変更してもらうことを申し出ましょう。
転職エージェント側でも相性のよくない担当者のせいで、他社に貴重な転職希望者をみすみす渡してしまうというのは、損失以外の何物でもありません。
ただ、注意しなくてはいけないのは、変更してもらう回数にも限度があるということです。
キャリア・アドバイザーを1回変更して、またダメ・・というときは、そもそもその会社と合わないという可能性があります。
そんなときは、別の転職エージェントを利用した方が賢明です。
転職エージェントに過剰な期待は禁物
転職エージェントは、企業と転職希望者を繋ぐプロの橋渡し役ですが、立場的にはあくまで仲介という立場にすぎません。
面談で少し話をしたので、こっちの意図を全て察してくれているはず・・、転職のプロだから転職のことは何でも熟知しているはず・・といった過剰な期待は禁物です。
転職エージェントは期待を寄せるだけの価値は十分にありますが、職務経歴書や履歴書の更新、面談対策、企業探しなど、転職に関わることは本質的には、自分が主体となって考えなくてはいけません。
転職エージェントには、過剰な期待やその逆の過小評価もせずに、あくまで自分の転職活動をサポートしてくる存在であることを意識しておく必要があります。
学歴や職歴、年収などは事実を記載する
当然のことですが、転職エージェントを利用するときの注意点として挙げられるのが、学歴や職歴、年収などは事実を記載することです。
特に年収は、転職後に源泉徴収票や納税証明書などを転職先で求められることがありますので、そのときに事実と異なると、問題になりかねません。
なぜ年収が問題になるのかと言いますと、転職先での年収は前職での給料や年俸などが参考にされることが多く、また、その年収によって、転職エージェントへの成果報酬額が決まっているからです。
同じ求人に対して、複数の転職エージェントから応募はしない
複数の転職エージェントを利用していると、紹介される案件が重複することは決して珍しいことではありません。
しかし、、応募に際しては、転職希望者が判断してどこか1社を選択する必要があります。
複数応募して、いずれかのエージェント経由で応募が通ればラッキーというのはやめておいた方が無難です。
何かの手違いで一度ならまだ許されることがあるかもしれませんが、重複応募を度々すると、転職エージェントの心証を悪くして、以降、案件を優先的に紹介してもらうどころか、優先順位を下げられてしまう可能性が高いです。
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転職エージェントを複数利用すると、転職活動の進捗状況を管理するのは、かなり大変です。
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