新卒で卒業した会社から次の会社へ転職するときに、はじめて利用した転職エージェント。
その後、筆者が東証一部上場企業のグループ会社、ベンチャー企業、中小企業など数社に転職を重ねる度に出会うことになった転職エージェントは延べ50人以上に上ります。
正直なところ、転職エージェントを使って良かったと思える転職もありましたが、「やってしまった・・・」と苦い思い出となった転職もありました・・。
そんな経験を経て、今、筆者が心から言えるのは、転職エージェントを利用することは、活用法を誤ると、「重大なリスク」を伴うという現実です。
転職エージェントが抱える重大なリスクの本質
転職エージェントの仕事の本質は、端的に言ってしまいますと、転職を希望している人のサポートをするということに集約されますが、一方で、彼ら・彼女らの仕事は、極めて”ハードワーク”であることが多く、職業人生において、数度あるかないかという「転職」の仲介を委ねるには、あまりにも、時間的にも、ビジネスモデル的にも、制約が多すぎるのです。
つまり、そうした転職エージェントという仕事の本質を理解した上で活用しないと、まるで工場の流れ作業のように、数百から数千ある”仕事”の一つとして機械的に対応されてしまい(表面上はそうは見えなくとも)、結果、転職希望者にとって、不本意な転職となってしまったりなど、人生の重大な岐路を決める局面でサポートどころか、「重大なリスク」になってしまいかねないのです。
では、なぜ、彼らがそんなに余裕がないのでしょうか?
それは、転職エージェントと言えども、一介のサラリーマン・サラリーウーマンであることには変わりなく、常に、売り上げノルマ達成や利益率の向上、時間あたりの生産性アップ(仕事の特性上、回転率と言った方がふさわしいかもしれません)といった、ビジネス面での目標達成や予算達成を求められている他、同僚などとの比較、競争にさらされているからに他なりません。
実際に、筆者は転職エージェントの仕事を辞めた方から数人、話を伺った経験があるのですが、中には、会社から転職成約数を”こなす”ことを求められる「営業目標」と、機械的に対応せざるを得ない転職者への対応に対する「自己嫌悪」から、良心の呵責に苛まれて職を辞したという人もいました。
では、具体的に、彼らが抱えるビジネスモデル上、抱えるリスクがどんな風に、転職希望者に降りかかってくる可能性があるのかを詳しく見ていきましょう。
委任者としての人的リスク
まず、転職エージェントを使う流れとしては、WEBサイト上などから登録を済ませて、転職エージェントとの面談を行い、こちらの要望を伝え、あとは、職務経歴書などの添削を行い、その後は、案件を紹介してもらって、応募へと進んでいきます。
なお、ここで転職エージェントから、”商売にならない”とジャッジされてしまうと、案件紹介はもちろん、サポートをしてもらうことすらできません。
何とかそれをパスして、いざ転職のサポートが始まると言っても、転職エージェントと対話を重ねることができる時間はほとんどの場合、数時間、せいぜい十時間程度にしかなりません。(なぜ、そうなるかは、転職エージェントそれぞれが、ビジネスモデル上、”数をこなす”ことを要求されていることから、一人一人にそれほど多くの時間を割けないのです。)
しかし、ここで冷静になって考えてみてほしいのですが、本当にたったそれだけの時間で、転職希望者がどんな人なのか、あるいは、どんな職業がふさわしいのかということを転職エージェントは理解できるのでしょうか?
むしろ、転職エージェントを利用する方からしてみれば、利用する目的の一つとして、自分の良さが発揮出来たり、もっと自分にふさわしい仕事を紹介してもらうため、つまり、自分のポテンシャルを理解した上で、仕事を紹介してほしいという期待もあったりするのではないでしょうか?
ただ残念ながら、マニュアル通りな面談と、事務的なメールや電話のやりとりだけで、転職希望者のことを理解してもらうというのは、そもそも難しいというのが現実です。
つまり、筆者がここで声を大にして言いたいことは、プロの転職エージェントだからと言って、決して過信はしてはいけないですし、信頼できない、違和感がある、相性が良くないと感じたときは、そのエージェントを利用することは直ちに、そして、極力、控えた方がいいということです。
プロの野球選手やサッカー選手の場合でも、エージェントの働き一つで、その選手のその後の明暗が分かれることがあるように、自分の人生において、数度あるかないかの転職の仲介を任せるに足る人物であるかどうかということは、シビアな目で判断する必要があるということです。
ちなみに、筆者の場合、はじめての転職エージェントを利用したときは、ここで説明したようなことは当然分かってなく、無謀にも転職エージェントを信頼しきってしまい、痛い目に遭いました・・・。
案件フィルタリングという機会損失リスク
転職エージェントは、そのビジネスモデル上、できるだけ年収が高くて、早く決まりそうな人に、案件を紹介する方が、成約スピードも成約確率も上がります。
そのため、転職希望者に等しく案件を紹介することはまずなく、転職希望者の学歴、職歴、年収などで”ふるい”にかけることになります。
そうして段階的に、フィルタリングされて、案件が転職希望者に広がっていくことになるのですが、それは、つまり、知らないうちに門戸が閉められたり、狭められたりしていることを意味しています。
これは大手の転職エージェントを利用すると、よくあることですが、サイト登録者が多いため、いい案件が全然回ってこないのです。
逆に、中小の業界専門のエージェントでは、そうしたフィルタリングがかからずに、紹介してもらえることがありますので、大手の転職エージェント1社しか利用しないというのは、機会損失リスクにさらされている可能性があるので注意が必要です。
実際に、筆者の経験からも、職種が専門的になればなるほど、その傾向が強いように感じました。
年収の高さと転職後の条件悪化リスク
転職エージェントの収益構造は、転職希望者がエージェントを介して、転職が決まった場合、その人の年収の30~35%の成功報酬を受け取るという成果報酬モデルになっていまして、穿った見方をしなくても、転職エージェントには、年収の高い企業の斡旋を優先する動機が働きやすくなります。
極端なことを言えば、「転職者が転職後、苦労するだろうなぁ・・・」と転職エージェント自身が内心で思っていても、沈黙を守って、転職者をその会社に”ねじ込めば”いいという発想すら生みかねないのです。
さすがに、そんな風に考えている転職エージェントはいないと思いたいですが、現実的には”上”から、予算達成や目標達成を強いられた転職エージェントが、そうなってしまっても不思議なことは全くありません。
転職エージェントは転職エージェントで、同業他社との競争があり、少しでも売り上げ拡大、わずかでもシェア拡大が求められているからです。
転職希望者からしてみれば、そうした年収の高さという”ニンジン”だけに踊らされることなく、職場環境や離職率、労働条件などを事前に冷静にチェックしておきたいところですし、年収アップばかりを”推して”くる転職エージェントには注意を払う必要があると言えます。
自身の利益の追求ばかりに気を取られ、転職者のその後の人生には、まるで気をかけていないような転職エージェントに勧められるまま、ブラック企業に就職することになっても、決して責任を取ってくれるわけではありませんので、慎重に見極めたいところです。
筆者自身、年収の高さにつられて転職をした結果、転職先での労働時間が大幅に伸びた上に、激務に追われることになり、額面では一見、転職後に年収が増加したように見えたものの、時給換算で前職と比較すると、実際には”悪化”したということがありました・・・。
他の就職希望者との競争力低下リスク
転職エージェントの仕事の本質は、転職希望者と採用を検討している企業の”橋渡し役”ですが、そのビジネスモデルを企業側から見た場合、転職エージェントも「採用コスト」の一つという見方ができます。
そして、転職エージェント経由で採用を検討している企業も、他の営利企業同様、売り上げ増加と、利益率の向上を掲げ、日々事業を行っている会社がほとんどで、中には、コストへの意識を高く持っている会社も少なくありません。
そして、そんな企業が転職エージェント経由の転職希望者と、自社の採用情報ページから応募してきた人の採用を検討する場合、どちらがコスト的に有利でしょうか?
その答えは説明不要なくらい明らかだと思いますので説明を省きますが、ここには実は、コストの他に、もう一つ重要なポイントがあります。
それは、転職希望者の「主体性」について、採用側がどう、受け取るかという問題です。
自社サイトの採用情報ページから応募してくる人に対しては主体性があると判断される可能性が高い一方、採用側の人事担当者によっては、転職エージェント経由の人材については、「主体性に欠ける」と判断される可能性が否定できないのです。
これは、実際に筆者が”採用する側”として人事にも携わった経験からも言えますが、確かにそれなりの割合で、転職エージェント経由の人材の主体性について、疑念を持つ人がいたりしました。
そうした可能性が否定できない以上、転職エージェントを利用した場合には、他の就職希望者とのコストや主体性といった面で、競争力が低下するリスクを抱えるということは認識しておきたいところです。
なお、上記の説明は、企業側が一般募集と転職エージェントを併用している場合の話になりますので、転職エージェント経由からしか採用をしていない、いわゆる”非公開案件”については、このリスクは考慮する必要はありません。
クロージング・リスク
人生においてそう多くはない「転職」を決めるにあたって、多くの人が考えるのは、次の転職先への期待や希望ではないでしょうか。
労働条件、社風、給料、福利厚生、仕事のやりがい、勤務しているスタッフのことなど、様々な角度から検証を行い、相応の時間を掛けて、転職先の企業を吟味し、熟慮を重ねた上で判断したいという人がほとんどかと思います。
しかし、転職をサポートする転職エージェントの仕事には、ビジネスモデル上、次々と転職を成約させることが命題として課されています。
つまり、転職エージェントからしてみれば、内定が出た人には、できるだけ早くすみやかに転職を決めて欲しい、あるいは、必要以上に時間をかけてられないというのが現実です。
そして、まさに、この「時間」という点にこそ、大きなリスクが潜んでいます。
事実、転職エージェントの中には、内定を少しでも早く成約させたいがために、内定が出た後、とたんに転職を強く推し進めてくる-クロージング-をかけてくる人も決して少なくありません。
「採用側の企業が少しでも早く入社して欲しいと言っています」
「今回の採用の結論は来週には出ますか?」
といった言葉で巧みにクロージングを仕掛けてこられたことは、筆者も一度や二度ではありません。
しかし、人生の重大な転機ともなる転職で、1社から内定が出たからと言って、その会社への転職をすぐに決めなくてはいけない道理はありませんし、また、自分が心から納得できない以上、転職をあせる必要は決してありません。
ときには、別のルートで進行中の応募案件の結果が分かるまで、「じっくり検討したい」と伝え、それとなく転職エージェントや内定を出して頂いた企業に待ってもらうという”したたかさ”も満足いく転職活動をするには必要になってきます。
筆者がここで伝えておきたいのは、転職エージェントを利用するということは、クロージングを仕掛けられて、あせって転職を決めてしまったり、妥協して転職を決めてしまう必要は全くないということです。
転職エージェントはリスクが高いから避けた方がいい?!
ここまで、転職エージェントを利用することで発生する様々なリスクについて説明してきましたが、冒頭で説明した通り、筆者は人生で数回の経験がある転職の全てで、延べ50人以上の転職エージェントを利用してきました。
「なぜ、そんなにリスクがあるのに!?」
とここまで読み進めてきた読者の方の中には、そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに転職エージェントの利用にはリスクがつきものです。
しかし、一方で、転職エージェントは、それを補ってあまりあるほど、転職するルートとして、大きな「リターン」を得ることができる可能性も秘めているのです。
転職に限らず、「リスクとリターン」は表裏一体であることはご存知の通りかと思いますが、転職エージェントは、これまで長々と説明してきた多くのリスクがある一方で、様々なリターンも存在します。
例えば、企業ができるだけ秘密裏に進めたい新規プロジェクトでの「非公開案件」や、企業との強いパイプを持っている転職エージェントしか持っていない「独占案件」などがまさに、それにあたります。
実際に、筆者が転職エージェントを利用して行った転職活動では、そのリスクを受けて、何度か痛い目も見ましたが、一方で、「転職して良かった!」と心から思える転職ができたのは、転職エージェント経由の「非公開案件」や「独占案件」があったからというのは、紛れもない事実です。
また、転職活動はこれまでに経験済みの方はご存知のことと思いますが、-特に働きながらの転職活動の場合-、精神的、肉体的にかなりのプレッシャーがかかってきますので、そのサポートをしてくれる転職エージェントの存在は、非常に心強い存在でもあります。
過去の転職活動中に、筆者が出会い、相性が良かった、ある転職エージェントさんは、筆者の転職活動が上手くいかず辛い状況にあるときでも、本当に親身になって、筆者の転職を”支えて”頂きまして、今、振り返っても感謝してもしきれないほどのサポートぶりでした。
本記事を執筆している段階で、筆者は転職をしようとは思ってはいませんが、次、転職活動をするときは、これまで述べてきたリスクを踏まえた上で、再び、多くの転職エージェントと出会い、転職成功という「リターン」を求めていきたいと考えています。
是非登録しておきたい転職エージェントのまとめ
それでは、ここからは筆者が転職エージェントのリスクを踏まえた上で、そのリターンの可能性に興味があるという方に登録をおすすめする転職エージェントを紹介していきたいと思います。
Recruit Agent(リクルートエージェント)
日本の転職エージェントでは、最も高いシェアを誇り、国内最大規模の転職成功実績が何と言っても魅力。
項目 | 評価 | リクルートエージェントの内容 |
---|---|---|
非公開案件・独占案件の数 | S | 業界最高クラスの案件保有数を誇る。 |
転職者へのサポート | A | エージェントのレベルは総じて高いが、対応人数が多いエージェントやエリアによっては、ややサービスレベルが低い場合もあり。 |
ハイキャリア向け求人 (TOEIC700点以上など) | S | 外資系、ITエンジニアなどハイキャリアな人向けの求人も多数抱える。 |
対応エリア | S | 全国をほぼ網羅 |
対応業界 | S | アパレル、通信、商社、広告、マスコミなど幅広い業種をカバー |
対応年代層 | A | 20~40代まで幅広い年代の方の転職をサポート。第2新卒・フリーターの対応は人物次第。 |
対応職種 | A+ | あらゆる職種に対応。中でも営業・IT系エンジニアの転職に強み。 |
転職者の年収についての実績 | S | 約61%が年収アップ |
会社としての信頼感 | S | リクルートグループで業界最大手。30万人以上の転職成功実績。 |
総合評価 | S | 転職エージェントを利用する際には、必ず登録しておきたい1社。 |
実際にリクルート・エージェントを使ってみると、豊富な経験を積んだ転職エージェントが、転職希望者の年齢、居住地、業界、希望職種などはもちろん、転職を検討している時期といった具体的な項目まで、かなり細かくヒアリングを行い、それをもとに案件を紹介してくれるという形になります。
リクルート・エージェントが他社と比べて優れていると感じる点は、幾つかありまして、「非公開・独占案件の多さ」・「カバーしている業界の広さ」・「年収アップするような案件の多さ」などは、他社とは一線を画していると言っても過言ではありません。
そんなおすすめ度の高いリクルートエージェントですが、注意しなくてはいけない点もありまして、それは、転職市場が格好のため、忙しいエリアや担当者によっては、ややサポートレベルに差が出ることがあるという点です。
マイナビエージェント
人材ビジネスを手広く手掛ける国内最大手の転職エージェントの1社である「マイナビエージェント」
項目 | 評価 | マイナビエージェントの内容 |
---|---|---|
非公開案件・独占案件の数 | S | マイナビグループならではの案件数は、他の追随を許さないほど圧倒的なボリューム。 |
転職者へのサポート | S | 利用満足度96.4%。エージェントは業界別の専任制のため担当業界に精通、的確かつ丁寧にサポートしてくれます。 |
ハイキャリア向け求人 (外資系・エンジニアなど) | B | 取り扱いやや少い印象 |
対応エリア | B+ | 関東圏・関西圏が中心 |
対応業界 | A | IT・通信・メーカー・サービス・マスコミなど幅広く網羅 |
対応年代層 | B | 20~30代の転職をサポート。第2新卒は〇だが、フリーターはサポート対象外。 |
対応職種 | A+ | 最も注力しているのは「営業」、その他では、人事・経理・法務・企画・マーケティングなどにも対応 |
転職者の年収についての実績 | B | 非公開 |
会社としての信頼感 | S | 毎日新聞社の関連会社として設立され、1973年以来の豊富な実績 |
総合評価 | A+ | 営業系の職種の方は、必ず登録しておきたい1社。 |
実際に使ってみた印象としては、マイナビエージェントはサポートがとにかく親切で丁寧で、「真面目な転職エージェント」という印象が強く、利用満足度96.4%はさすがという他ありません。
面談中に何気なく担当のエージェントに聞いてみたところ、転職希望者の多くは20~30代で、特に「営業職」の方が幅広い業界で登録しているとのこと。営業の他では、人事・経理・法務・企画・マーケティングなども多い。
マイナビエージェントは、サイトのデザインもシンプルで、見やすく、使いやすさところもおすすめできる理由の一つになります。
type転職エージェント
関東圏にお住まいの方は、交通広告や街頭広告などで目にすることも多い「type」
一都三県の関東圏という限定ではありますが、IT・WEB系の転職については独自の強みを持っている転職エージェントになります。
項目 | 評価 | type転職の内容 |
---|---|---|
非公開案件・独占案件の数 | B+ | IT・WEB業界に関しては、業界トップクラスの案件保有数を誇る。 |
転職者へのサポート | A+ | 数より質を重視する社風。転職希望者に応じた丁寧なサポートがモットー。 |
ハイキャリア向け求人 (ITエンジニアなど) | A | IT・WEB業界のエンジニア向け求人に強みあり。 |
対応エリア | B | 関東圏中心。一都三県のみ (東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県) |
対応業界 | A | IT、WEBを中心にアパレル、広告、メーカーなど幅広い業種をカバー |
対応年代層 | B | 20~30代の転職をサポート。第2新卒は〇だが、フリーターはサポート対象外。 |
対応職種 | A+ | エンジニア・クリエイティブの他、人事・経理・法務・経営企画・マーケティングなどにも対応 |
転職者の年収についての実績 | S | 約71%が年収アップ |
会社としての信頼感 | S | 運営元の株式会社キャリアデザインセンターは2015年に東証一部上場。 |
総合評価 | A+ | 関東圏でIT・WEB系の転職エージェントを利用する際には、是非、登録しておきたい1社。 |
そして、何と言っても当サイトがおすすめするのは、「約71%の転職者が年収アップ」に成功しているという点で、この数値は、大手のリクルートエージェントを凌ぐ数値で、転職者にとっては、かなり大きなポイントの一つになるかと思います。
数より質を重視する社風もあり、丁寧なサポート力も魅力の一つ。
JAC Recruitment
外資系・ハイキャリア向け求人に強みを持つJAC Recruitment。
項目 | 評価 | JAC Recruitmentの内容 |
---|---|---|
非公開案件・独占案件の数 | A | 外資系・ハイキャリア求人に関しては、業界トップクラスの案件保有数を誇る。 |
転職者へのサポート | A+ | 一人のコンサルタントが転職希望者と求人企業の両方を担当。マッチングの精度が他社に比べて、高い。 |
ハイキャリア向け求人 (外資系・ITエンジニアなど) | S | ハイキャリア向け求人に注力。グローバルに拠点を構えている |
対応エリア | A+ | 首都圏・関西圏・中部圏・海外 |
対応業界 | A | ハイキャリア向け求人中心にあらゆる業界に対応 |
対応年代層 | B | 30~40代の転職をサポート。第2新卒、フリーターともにサポート対象外。 |
対応職種 | A+ | ハイキャリア向け求人中心にあらゆる職種に対応 |
転職者の年収についての実績 | S | 非公開だが、会社の運用方針からかなりの実績が窺える |
会社としての信頼感 | A | グローバルに展開していることからも一部の転職者からの信頼は厚い。 |
総合評価 | A | あらゆる業界・業者の転職希望者におすすめできるものの、やや狭き門であるという側面も。 |
他の転職エージェントが20代から30代中心となっていますが、JACの場合、外資系・ハイキャリア求人に強みがあることから、30~40代の転職に強いという特徴があります。
また、対応している業界・業種も幅広く、外資系・ハイキャリア向け求人の非公開・独占案件も数多く抱えていることから、海外への転職を希望されている方におすすめの転職エージェントになります。
対応エリアは広いものの、ただ、やや狭き門であるという印象は拭えません。
パソナキャリア
人材ビジネスで約40年の歴史を持つパソナグループの転職エージェント・サービス「パソナキャリア」
取引企業12,000社以上、そして、1,600件以上の上場企業との取引を誇るなど、その豊富な実績は折り紙つき。
項目 | 評価 | パソナキャリアの内容 |
---|---|---|
非公開案件・独占案件の数 | B+ | 取引実績の豊富さから幅広い業種で案件を保有 |
転職者へのサポート | A+ | パソナキャリアを利用した登録者が知り合いの求職者にも紹介し、サービス利用に繋がるケースも多くあるなど、転職者への手厚いポートには定評あり。 |
ハイキャリア向け求人 (外資系・ITエンジニアなど) | A+ | web系エンジニア、メーカー系エンジニア、金融専門職、メディカル専門職などの求人に強み |
対応エリア | A | 関東(一都三県)・関西(二府四県)・東海(東海四県) |
対応業界 | A | IT、アパレル、製造業、商社、広告、マスコミなど幅広い業種をカバー |
対応年代層 | B | 20~30代の転職をサポート。第2新卒、フリーターともにサポート対象外。 |
対応職種 | A+ | あらゆる職種に対応 |
転職者の年収についての実績 | A+ | 転職アップ67.1% |
会社としての信頼感 | A | 上場企業であることや口コミでの評判のよさから安心して利用できる |
総合評価 | A | あらゆる業界・業者の転職希望者におすすめできる転職エージェント |
金融、医療、IT・WEB、製造業など幅広い業種と、営業から管理部門・エグゼクティブまで対応しているという対応力に強みがあります。
パソナキャリアを利用した登録者が知り合いの求職者にも紹介し、サービス利用に繋がるケースも多くあるなど、転職者への手厚いポートにも定評があります。